
ハノイ商店に置いてあるチラシでハンドメイドのレザーショップがあることを知り、いつかは行きたいと思いながら我慢(節約)してました。
しかし先日ハノイで結婚3周年を迎え、イギリスの方では3年目を革婚式と呼び革製ギフトを交換し合うのが習わしとなっている事を知り、無理やり理由付けて行ってきました。

店内は販売店というよりは、むしろ工房のような雰囲気。作業デスクに拡大鏡や専用工具がところ狭しに並んでいます(あまり整理されていないのが職人の雰囲気を感じます)
少しばかり時計ベルトのサンプルが置いてありますが、商品見本やカタログなどは無し。店舗のインスタグラムに過去の注文品が掲載されているので、そちらを参考にしながら注文していく感じですね。

注文方法

先ずは店内のある革サンプルをテーブルに並べて、お気に入りの素材と色を探します。種類は牛革だけでなくトカゲ革やワニ革など様々、ベトナムでは珍しくカラフルな染色のモノまであります。

どうやら嫁は財布をオーダーメイドしたいようで、革サンプルを組み合わせながら完成品をイメージしてます。2色の革を組み合わせてツートンカラーにしてみたり・・・お洒落な財布に仕上がりそうです。

私の方は、社会人1年目に購入したハミルトンの時計を革ベルトにしてみることにしました。幾度となく飲み会(泥酔)を乗り越えてきたこちらの時計・・・歴戦によりキズだらけになっていますがイメチェンです。

素材は高級時計の代名詞、クロコダイル革に挑戦。こんな感じの時計ベルト用にカットされた革サンプルがあるので、時計に合わせながら完成品をイメージします。

文字盤が黒色と言うこともあり、大人っぽい深緑のクロコダイル革にしてみました。専用の型紙があるので、イメージがし易く完成品が楽しみですねー。

ちなみに背面側の革素材も選ぶことができますが、肌に接する面なので汗に強そうで肌触りの良い、店員さんオススメの革が無難かと思います。
さて、革選びが終わったらスティッチ(縫い糸)選び。棚に並んでいるものから気になる色を選び合わせてみます。選んだ革と同色のスティッチも良いですが、あえて明るい色を合わせて縫い目を強調するのもオシャレですね。

最後は、時計ベルトの金具色(ゴールド・シルバー)を選んだら完了です。

気になるお値段はこんな感じ。さすがはオーダーメイド、まぁまぁな価格ですね。
店員さんのメモ帳に書いてある注文票?の内容を確認し、デポジットとして1,000,000vnd(約5,000円)ほど前払い。ちなみに時計などは貴重品なので、預けずに持ち帰って下さいね。

・・・待つこと3週間。
仕上がり予定日になったので、店舗のインスタグラムへメッセージをしたら既に完成しているとのこと。ハノイでは仕上がり予定日になっても出来ていないことが多いですが、こちらのお店はしっかりしてます。
気になる完成品がこちら、大人っぽい渋い時計に仕上がりました。革の接着や縫い目など本当に丁寧に作られていて大満足です。革婚式の贈り物として(飲み会でキズを付けないように)大切に付けていきます。

店舗住所
<住所>
Tầng 2, số 60B ngõ Núi Trúc, Phố Phố Núi Trúc, Kim Mã, Ba Đình, Hà Nội
<電話>
+84916884126
Núi Trúc(ヌイチュック)通りの小道をしばらく歩いたところですが、看板なども無く分かりにくいかも。こちらの黄色い建物の2階にあります。



少しでも参考になればうれしいです。